Contents
大学に入学してすぐに肺気胸になって、1週間入院した話
こんにちは、くらげです。
皆さん、肺気胸って知ってますか?
肺気胸とは、肺の中の空気が胸の中に押し出され、その空気によって肺が押されてしまい、息ができなくなる病気
まあ、簡単に言うと、肺に穴が開いて超息苦しくなるという最悪なものです。
今回は、僕が実際に肺気胸になって入院して手術した話をしていきます。
友達とコインゲームに行った帰りに発症

大学に入ってから1週間くらいでしょうか。
まだ大学の友達もいなかったので、中学の時の友達と自転車でメダルゲームをしにいってました。(行動がめちゃ若い)
メダルゲームも終わり、自転車で帰っていると、いきなり右脇腹に激痛が走りました。
「!!!あれ、、めっちゃ痛い、、」
激痛なんですけど、自転車は漕げる痛みでしたね。
鈍痛という感じです。例えるなら、骨が折れたような感覚でした。
正直、この時点で救急車を呼べばよかったですね。
「なんでいきなり骨折れたんだ、、痛すぎるからかめちゃ息苦しいし、、」
自転車に乗ってるし、家まで後ちょっとだし、とりあえず帰るか、と気力を振り絞り帰宅。
というのも、実はこの日の深夜バスで東京へ行き、スキャンダルのライブを観に行こうとしてたんです!
どうしても行きたかった僕は、この骨折(と勘違いしてる)を「大したことない、2時間寝れば治る」と思い込んでました。
家に着き、ベッドの上に横たわりとりあえず寝ようとします。
「、、、めちゃくちゃ息がしづらい」
ただの骨折のはずなのに、めちゃくちゃ息がしづらいんですよね。
息が途切れ途切れになり、深呼吸すると痛みが脇腹に走ります。
ここで異常に気づき、親に状況を説明。すぐに病院へ連れて行ってもらいました。
すぐに病院へ行き、右胸下あたりからチューブを刺される

病院へ着き事情を説明すると、すぐに先生に見てもらえました。
息がしづらいこと、僕のその時の状況、レントゲンの写真を見た先生は一言。
「これは肺気胸だね。肺に穴空いちゃってる」
?????という感じでした。
右胸に走る痛み、今の状況から頭が混乱してる中、先生は衝撃の一言を僕に告げます。
「じゃあ、肺にチューブ刺すね」
は?
いや、やってくれる先生にそんなことを言うのはおかしいですが、は?って感じでした。
人間の体、ましてや自分の体にチューブを刺すって、一般常識で考えたらおかしいですよね。
しかし、僕に拒否権はないし、頭は混乱状態だし、看護師さんは怖いし従うしかありません。
まず、麻酔を打ちます。普通にこの時点でめちゃめちゃ痛い。
「終わった、、(死ぬほど痛い)」という感じでした。
実際、結構大声をだしていた覚えがあります。
そのあと、体にチューブを刺していきます。
チューブを刺している時は、全身麻酔ではなく意識が普通にあります。
自分の体にいきなりチューブを刺される光景は、とてもじゃないですが耐えられません。トラウマものです。
しかし、めちゃめちゃ叫びつつ、その緊急施術も終了。
やれやれ、一安心、、
なわけがないのです。
その日の夜は、痛みでまじで寝れませんでした。
一生脇腹が痛いので、ずっと声を出してないと耐えられない。
痛すぎることを伝えると、痛み止めを点滴から刺され、気絶するようにその日は幕を閉じました。
地獄の1週間入院生活

こんな状態では、もちろん退院することはできません。
安静にしていれば、自然に治る人もいるようですが、どうやら僕の場合は症状が重く、手術をすることが決定してしまいました。
入院生活、ただ寝てればいいだけなのですが、めちゃくちゃにしんどかったです。
つらかったこと
地獄の入院生活、やはり辛いことでいっぱいです。
辛かったことについて羅列しました。
少し動くだけでも痛いので、寝返りが打てない
右脇にチューブが刺さってる状態なので、まず右に寝返りを打つことはできません。
ずっと右脇を気にしながら生活します。
そうなると、変なところに筋肉が入るし、地獄でした。
トイレに行くのも一苦労
最初の方は痛すぎたので、尿瓶を用いていました。
しかし、大きい方となると話しも変わってきます。
まず、体を起こすので一苦労、そこから歩いてトイレまで行くのですが、脇が痛いので腰を曲げながら歩きます。
ついてトイレに座るのも痛い。一動作ごとに痛みへの恐怖がありました。
風呂に入れず、体が汚くなる
入院したとき、もちろんお風呂に入ることはできません。
なので、看護師さんに体を拭いてもらい、終わりです。
もちろん、それだけでは体が綺麗になるはずもなく、どんどん体は痒くなっていきます。
もうどうしようもないので、石のように固まって過ごしました。
手術開始

ついに手術開始です。
人生初の全身麻酔です。
まず手術台の上に乗り、空気マスクをして点滴を打ちます。
そこから薬を送るのですが、一瞬めちゃめちゃ気持ち悪くなったことを覚えています。
気持ち悪さが落ち着いたところで、ついに眠らされます。
「本当に眠くなるのかな?手術中に起きたりしないのかな?」などの不安点もありました。
「今から眠くなりますよ~」と看護師さんが言い、目を閉じると
見知らぬ天井がありました。こわい。
というのも、手術が終了し、そのまま病室まで運ばれていたらしいです。
右脇のチューブも取れていました。
目は覚めましたが、まだ意識は朦朧としている状態。
鼻に刺さっているチューブを抜き、再度眠りにつきました。
余談
ネットを見ると、「自力で排尿できないため、局部にチューブを刺す。
これを抜く瞬間がめちゃめちゃ痛い」みたいなことが書かれていて、絶望をしていましたが、目が覚めるとチューブは刺されていませんでした。
そのことを先生に聞くと、「まだ若いから大丈夫」とのことでした。
その後、めちゃめちゃ小さい方をしたくなり、トイレに行きましたが、全然出ません。
絶望しつつ、看護師さんに質問すると、「待ってれば出るよ」と言われ、数時間待ちます。
その後、限界直前で出ました。この時も結構絶望しましたね。
この後、1日後に退院

手術後、特に体に不調もなかったので、退院です。
とは言え、1週間寝っぱなしということで、少し歩くと体に筋肉痛が起きたりして災難でしたね。
あと、1週間ぶりのお風呂は気持ち良すぎました。
お風呂は毎日入るに限りますね。
肺気胸は地獄

肺気胸を体験して、感じたことは「まさにこの世の生き地獄」ということです。
できることなら一生なりたくはありませんが、再発率は高いらしいです。
再発率を下げる方法は、「体重を増やして、筋トレする」ことです。
またならないためにも、いっぱい食べていっぱい運動したいです。
痩せ型の人は肺気胸になりやすいので、心当たりのある人は、気をつけてくださいね!